Gibson Firebird V

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Detail

ジョニーのメインギターといえば必ず出てくるのがギブソンFirebird V。
1963年に発売されたこのギターはマホガニーボディーのスルーネック構造になっている。1PU仕様のFirebird I、2PUでドットポジションのFirebird III、最高機種で、3PUでブロックポジションのFirebird VIIなど4種類が販売されていた。ヘッドがフェンダーとは逆のリバースヘッドになっており、ペグはバンジョーペグのようになっているのが特徴。重量が結構あり、ネックが太く、スルーネック工法でトラスロッドを装備しておらず、ネックが反り易い、弦高も多少高い、とあまり良いところはないが、太くつややかな音をしているのでスライドプレイには適しているのかも。70年代初頭彼がヘロイン中毒から復活した前後から使い始めており、それ以降メインのギターになっている。ジョニーがメインに使っているのは1964~5年あたりのもので、白とサンバーストの2本がお気に入りらしい。その他メタリックブルー、ゴールド、12弦のものも持っており、シャーラー製のペグが使われているレスポールヘッドタイプのカスタムメイドも持っている。(レスポールヘッドではなく、ES330のヘッドを当時のJohnnyのギターリペアマンが交換したとPat RushがFacebook上でコメントしている)彼のメインギターの特徴としてはヴァイヴローラー・トレモロ・ユニットがもともとついていたものを、ストップ・テールピースに付け替えている。こうするとトレモロを付けたときよりもサスティンが増すそうだ。ネックに関しては何度も折ってしまってはリペアを繰り返していたようだ。現在はレイザー・ギターがメインとなっているが、今でもなおスライド・プレーにはこのギターを欠かさず使っている。

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